美しいルックスとシュールな笑い。
彼女が記事を投稿すれば、みんながシェアをする。その様子は、まるでアイドルに熱狂するファンのよう。
今回、紹介するのは山城さくらさん(通称:さくらん)。
8年間勤めた会社を去年、退職。現在はWebライターとして活躍しています。
最近はさくらさんのように、ライターとしてフリーランスを目指す人が増えてきました。そこで、今回は「ライターを志す人が気になる3つのこと」をインタビュー。
- ライターの仕事の裏側とは?
- さくらん流!おもしろい記事の書き方
- 0からライターを目指すための極意
終始、笑顔でインタビューに応じていただきました!
山城さくら(さくらん)
Webライター。
8年間務めていた会社を退職し2017年にフリーランスへ。SNSで多くのファンを抱える人気ライター。
ブログ:SAKUR YAMASHIRO OFFICAL BLOG
Twitter:@skrninjin
▲インタビュー動画もあります!
企画から画像編集も!ライターは記事を書くだけじゃない
ーーライターのお仕事って「とにかく記事を書く!」というイメージですが、実際はどうなんですか?
さくらん:実は、記事を書く以外にもたくさんの仕事があります。
- 企画の提案
- 写真の撮影
- アイキャッチなどの画像編集
- 取材
- 記事公開後の拡散
ライターさんにも色々なタイプがありますが、私は企画の段階から関わることが多いです。
大変ですが、その分やりがいはありますね!
ーー記事制作において本当に0から100まで請け負うイメージなんですね!ちなみにどの工程が一番好きですか?
さくらん:企画を考えている時が一番おもしろいです!どんな企画にすれば、みんなに読んでもらえるか考えるのはワクワクします。
逆に記事を書いてる時はつらいです(笑)
ーーライターなのに(笑)
さくらん:苦しんだ分、書き終わった後の爽快感は最高ですけどね!けど、今度は別の不安も襲ってきて…
ーーえ?記事が完成したら、もうほとんど仕事は終了しているのでは?
さくらん:記事公開後はみんなに読んでもらえるかすごく不安で。PVとしてしっかり結果がでるかどうか、いつも心配しています
公開後はいつも5分おきに自分の記事をエゴサしていますよ(笑)
ーーなるほど。むしろ記事を書き終わってからが本番なんですね。
さくらん:そうなんです。やっぱりPVが伸びない時は落ち込みますし、逆にたくさん読んでもらえたらすごく嬉しい。
どうしたらたくさんの人に読んでもらえるか試行錯誤しながら記事を書いています。
さくらん流!キャラを活かした面白い記事の書き方
▲抹茶スイーツを食べながら過去のバレンタインを振り返ってみたより引用。シュールな笑いを呼ぶ記事が話題となった
ーーさくらさんは美しいルックスとは裏腹にけっこうおもしろい記事を書きますよね。シュールな笑いが読者の人気を呼んでいると思います。
さくらん:本当は読み手の感情を震わせるような美しい記事を書きたいんですけど…なかなか難しくて(笑)
どうしたら記憶に残るような記事を書けるかなとめちゃくちゃ悩み、思い切って面白いテイストの記事を書くことにしたんです。そしたらそれを好きと言ってくれる方が少しづつ増えてきて「コレだ…!」と今のスタイルになりました。
▲さくらさんの普段のお仕事道具
ーーなるほど。感覚的なところも多いかもしれませんが、そもそも「面白い記事」ってどうやって書くんですか?
さくらん:難しい言葉を使わないことは常に意識しています。あとはリード文。記事の最初の数行は特に大切にしていて、そこで読者の興味を引き付けるような工夫をしています。あとは文章がリズミカルになるように気をつけていますね。
ーーすこし意地悪な質問かもしれませんが、「リズミカルな文章」って具体的にどういうことですか?
さくらん:声に出して読んでみて違和感がない文章ですね。特に語尾を意識していてます。基本は「ですます調」なんですけど、たまに「〜じゃない?」みたいにタメ語を混ぜてみたりとか。
なるべく堅い雰囲気が記事にでないように、読者と会話しているイメージで書いてます。
0からライターを目指すためには、まずブログから
ーーさくらさんみたいにフリーランスのライターとして活躍したい人も多いはずです。そこで、全く0の状態からライターを目指すための極意を教えてください。
さくらん:まずはブログやTwitterをとにかく頑張りましょう。私はライターを本格的に始める前からブログをやっていて、そこから仕事の問い合わせが来ることが多いですね。
最近はTwitter経由で私のブログを知ってくれる人もいるので、SNSでの発信も無視はできません。
ーー確かにブログやSNSでの発信も大切ですけど、0からやるとなると、少し時間がかかりますよね…ブログは並行してやるとして、もっと手っ取り早い方法も教えてください!
さくらん:私だったらかなり気合い入れた記事を自分のブログで公開して、それを材料に企業やメディアに営業をかけます!
1記事だけじゃなくて、いろんなタイプの記事を書いてポートフォリオ化するのが一番おすすめです。
ーけっこうアグレッシブですね!実際にそこからお仕事につながることはありましたか?
さくらん:もちろん返信すらないこともあるんですけど、それでも何件かは仕事に繋がりました。
1度送ってダメでもめげずにガンガン営業をかけていいと思います。
特に始めの時期は自分で仕事を取ってきて実績を積むことを意識していました。
ゆくゆくは自分のメディアを。これからの展望
ーー今はライターとして活躍中のさくらさんですが、今後の目標を教えてください!
さくらん:ゆくゆくは自分のメディアを持ちたいなって思っています。自分が自由に企画を立てられるし、納期に追われることもないし(笑)
ーーさくらさんプロデュースのメディア…!すごく楽しみです!どんなテーマで考えているのですか?
さくらん:アラサーの女性向けメディアを準備中です。
私は今年30歳になるんですけど、今からすごく楽しみなんです。だって自分の周りにいる30代の人たち、みんなめちゃくちゃ人生を楽しんでいて色気があるんですよ。
例えば…
皆さん本当にかっこいい。だからこそ私も30代になるのが今から楽しみなんです。
でも世の中は、歳を重ねることをすぐネガティブにとらえるじゃないですか。もう◯歳だから落ち着きなさいとか、早く結婚しなきゃとか。なんでそんなこと言うの?って思います。
アラサー女性を応援しつつも自分も一緒に成長できるようなメディアを作ります!楽しみにしていてください〜!!
ーー今から新メディアのスタートが待ち遠しいです。本日はありがとうございました!
インタビュー動画で動くさくらさんさんもチェック!
インタビュイー:山城さくら
写真・動画編集:廣田貴弘
ライター:沖ケイタ